詩『恋文』

あなたが私をとても大切にしてくれるから
私もあなたときちんと向き合おうと思えます


わがままになっていませんか
甘えすぎていませんか


あなたが優しくしてくれるほど
私はあなたに頼り過ぎていないだろうかと
あなたの優しさを当たり前に思っていないだろうかと
ふと不安に感じるのです


私はあなたと出会い
少し変わりました

人としてこれほど視界が広がる出逢いはなかった

あなたにとって当然の行為でも
私には、なかなかできない行動だったり

人が善すぎるほど相手を思いやる気持ちだったり

決して人を蹴落とす内容を言えなかったり

人の素敵なところを見つけることができ
いつも温和な気持ちでいる
これはとても難しいことなのに
あなたは当たり前のことのように自然にできてしまう

人の悪いところを見て、口にするのは容易なことなだけに

あなたの言うことやること全て
私に色々考えさせてくれた

今でもそう

日常生活のふとした時に
あなたの大きさを感じます

あなたから
とてもたくさんのことを
いただいています
ありがとう

いつか
私からあなたに
なにかを与えられるようになりたい

だから
待っててね

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詩『1999.11.09作』

君が どんどん僕に近づいてくる
そう わかっていたんだ
でも 知らないフリをしていた

そして
君を変えたのは 僕なんだ


君が僕に出会い 変わった 変えてしまった
君が ボロボロになっていくさまを ただただ 傍観していた

そこが 君にふさわしくない場所で
本来 いるべき場所じゃないって わかっていた

でも 君が去るのが恐ろしくて 
僕は見て見ぬフリをしていたんだ 
そして 彼女は
そして 君は

君を 二度と 這い上がれない穴へと落としたのは 僕だ
君を見下ろしている 僕
なにも助けようとしない 僕

僕は 死ぬべきだろうか

なぜって

そうだろう
君は もう 存在しない
語り合えない 見つめ合えない 温もりを感じあえない

もう それ以上 僕を追いかけなくていいんだ

僕は君を
君を大切にしていた  つもりだったのに
それなのに

それは 偽りのことだったのだろうか
本当は 自分が 1人になるのが 怖かったんだ

君を そうさせたのは 僕のせい
責任は 僕にある

僕は、もう 人を 愛せない
愛せたとしても 気持ちを殺すだろう
君のような人を 作りたくないから

ああ
疲れたね

僕も 疲れたよ

ここは 暖かい

気持ちいいね

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詩『殻』

気が付いたら
無気力な自分が座っていた
はじめは
友達との約束が邪魔くさくなった
当日キャンセルする事が続いた

家族と会話するのも辛かった
同じ空間にいるのに自分だけ別の世界にいる気分だった

今は
腕を上げるのも億劫になっている自分


私は
どこへ行くのだろう
何をしたいのだろう
何ができるのだろう


何もしようとしていない自分
そんな自分に
何かが起きるはずはない

そう
わかっているはずなのに


誰かが手を差し伸べてくれる
誰かが道を示してくれる
誰かが 誰かが

甘えている自分がいる

わかっている
自分が変わらないといけないと
わかっているはずなのに
なぜ
動けないのか
足の指を少し動かすだけでもいい
それだけで何かが変わるかもしれない
わかっているのに
なぜこの足を腕を体を動かせないのか

まだ時間がかかるのか

もう 疲れた


足先から根っこが生え
地面深くへと根をはろうとしている夢をみた

私はどうにかして足を動かそうと必死にもがいていた
いやだいやだ
このままで終わるだなんていやだ

どんなに不様でかっこわるい姿になっていようが構わない
絶対根を生やしてたまるものか

そんな気持ちで私は汗まぎれになって目が覚めた
悪夢だった

悪夢が教えてくれた
私はまだ生きていたのだという事を

私は諦めていなかった
まだまだ生きたいのだ

自分の意志で
自分の足で

どこに向かうのかわからない

だが、みんな
自分が明日や数年後、どんな道に立っているのか
予測できる人間は存在するのか?

強い願望や欲を持ち、理想の未来を夢見ている人はいるだろう

だが
それは絶対的なものではない
保証されている未来なんかない

不透明で自在に変貌する世界
生き続けるかぎり未来は私の前に憮然と居続ける

戸惑い悩む未来もあるだろう
希望どおりの未来で喜ぶものもあるだろう
悲しい未来もあるだろう

すべて楽しんでやろうじゃないか


また立ち止まる時がくるかもしれない
だがそれは
その時の私に必要な 静なる時間なのだろう

ありのまま受け入れ
ありのままの自分の時間で歩もう
私には私の時間が存在する
私にあったリズムが

私が私でいられるように

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